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Channel: 俳句魂
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俳誌「舞 平成27年5月号」

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 読んで、また作る、読んでまた作るのくり返しです。ああ、角川俳句賞が終わったら、今度は圭岳賞(「火星」の記念大会の賞)の20句を揃える計画です。波多野爽波ぐらい「多作多捨」しようと、年の初めに誓ったのですが・・・。今日は俳誌「舞 平成27年5月号」を読みました。


  春めくや鼻すり合はす麒麟の子 関波対子
  ほしいもの何にもなくて春浅し 有野冬花
  畑中にバスタブのある遅日かな 小川楓子
  再会はミモザの花を目印に 土志田栄子


俳誌「伊吹嶺 2015年3月号」を読む

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 句作と文章を書くこと、さらに吟行となると、全部は完璧にできない・・・。うーん俳句以外の趣味が現在、停滞中・・・。今日は俳誌「伊吹嶺 2015年3月号」を読みました。

  悴みて中也の詩集開きけり 河原地英武
  茂吉館丸太ばかりの雪囲ひ 近藤文子
  飴色の明治のピアノ冬ぬくし 関根切子

俳誌「陸 平成27年4月号」を読む

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 今日は俳誌「自鳴鐘」の動画を、午後一時から「ユーストリーム」という動画チャンネルで見るだけの日曜日になりそうです。ま、行っても近場に数時間吟行だけでしょう。いたって普通の日曜日。まず、俳誌「陸 平成27年4月号」を読みました。

  地図のごとく獣皮干されし冬日かな 中村和弘
  ペコちゃんの頷きてをり鳥渡る 杉山よし江
  湯豆腐に正座続かぬ男たち 品川弥寿子
  年新た人に応へて馬の声 吉原弘
  白鳥の一羽に水の締まるまり 鳥巣有子
  

俳誌「運河 2015年5月号」を読む

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 どうにか「角川俳句賞」に応募できた、と思った瞬間、次の原稿依頼が届きました。まあ家や職場の周辺で句をひねり出すしかありません。遠出しても岡山ぐらいです。私の句作は「毎日が正念場」、手を抜くと、あっという間に人力飛行機みたいに墜落しそうで・・・。今日は俳誌「運河 2015年5月号」より、共感句を引きました。

  酒呑めと湯呑出されて六林男の忌 茨木和生
  日の落ちし山鴇色に青々忌 松村幸代
  寮歌にて鍛へたる喉鬼やらひ 山口哲夫
  樹に草に光あふれて雉の声 佐藤哲生
  包丁を使はず鏡開きかな 津田 吾燈人

 

俳誌「岳2015年5月号」を読む

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 目が疲れているときは、サプリメントがよいと職場の人にアドバイスをされました。現在、目薬と週一回の眼科だけでは、対処できてない状態。通販のサプリでも買おうかな(でも効くのかな・・・)今日は俳誌「岳2015年5月号」を読みました。


  教科書を閉じて一人のクリスマス 松永桃佳
  嘴を遥かへ鳥の帰りゆく 矢島恵
  水温むはじめに光ありにけり 真弓ぼたん
  巣燕の声降る朝のミントティー 籾山洋子

今井杏太郎句集『海鳴り星』(花神社、平成12年)

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 だんだんと暑くなり、屋外で弁当を食べるのが辛くなってきました・・・。(休憩時間中に句作する目的もあるのですが)さて、いよいよ5月30日(土曜日)に倉敷市文化祭俳句大会が開催されます!受付は11時から、当日句締切は12時。(倉敷市民会館二階大会議室)私も当日、選者として講評しに行きます。

 今日は今井杏太郎句集『海鳴り星』を読みました。なかなか淡白で味のある句が多かったです。

  北窓をひらく誰かに会ふやうに 
  蛙鳴くころか竿竹売の来る
  約束もなく佐保姫に逢ひにゆく
  波郷忌のうすき枕に眠りたる

俳誌「香天 2015年5・6月号」を読む

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 どうにか倉敷の俳句大会の選者の任も終え、また普通の慌ただしい日常に戻りました。しかし、1句1分で5句講評するのは、早口でもきついものがありました。(もっと句を絞った方が良かったのかもしれません)今日は俳誌「香天 2015年5・6月号」を読みました。

  三人のくらしの中に蝶生まる 岡田耕治
  鳥雲にブックバンドの十文字 金子敦
  囀も入るる返却ポストかな 杉山久子
  アボガドをくるりとむいて卒業す 宮下揺子

 俳誌『海 2015年5月号』を読む

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 梅雨に入り、ジメジメした日が続いております。あっというまに吟行に行きやすい季節が過ぎてしまったようです・・・。また次なる目標に向って毎日、句をためてます。今日は俳誌『海 2015年5月号』を読みました。

  春を待つコーヒー豆を買ひ足して 高橋悦男
  立春の光に動く花時計 松原かな子
  名を書きて待つレストラン春隣 寺島春枝

俳誌「とちの木26号」を読む

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 今日は梅雨晴間です。さて角川「俳句」新鋭の締切まであと十日、良い句は揃えられるでしょうか。近場に吟行作戦しかなさそうです。まず、朝一番に俳誌「とちの木26号」を読みました。

  入学の子のなにもかも釘に吊る 森賀まり
  人はみな海に生まれてあたたかし 木村美恵子
  入学児手品覚えて帰りけり 倉本勉
  工事場のラヂオ体操さくら咲く 池田徳子
  亡き人の数とも思ふ雛かな 川崎雅子

中西夕紀句集『さねさし』(花神社、平成14年)を読む

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 こんばんは、俳句の締切が終わったら、今度は文章の締切です。今週中に一気に仕上げたいところです。今日は中西夕紀句集『さねさし』(花神社、平成14年)を読みました。

  消印は吉野とありぬ暮の春
  葉柳や舟にてはおる雨合羽
  遠火事に夫婦の布団敷きにけり

小林すみれ句集『星のなまへ』(ふらんす堂、2015年)を読む

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 『俳句四季 7月号』を購入し「俳句四季新人賞」の結果を確認しました。有名な若手俳人が予選を通過しておりました。(私を除き)さて次は、「俳壇賞」を目標に句を貯めようか。今日は小林すみれ句集『星のなまへ』を読みました。

  玄関を大きくあけて盆用意
  戻り来て雪の匂ひの男の子
  うちとけて桜吹雪の中にをる
  下の名で呼んでくれたる日向ぼこ
  約束にすこし遅れて天高し
  新涼のひとつ空きたる試着室

俳誌『南風 平成27年7月号』より

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  「読む」、「詠む」、そして「吟行」を並行するというのは、片手間俳人では、なかなか容易ではありません。(結社の行事などは一年に一度行ければいい方・・・。)今年は文章を書くことにも力を入れようと思っています。今日は、拙文が掲載された『南風 平成27年7月号』を読みました。

  蟻と蟻火花の如く探りあふ 津川絵理子
  さざなみに浮く一本のクローバー 村上鞆彦
  行く春の紅茶に添へる砂時計 岩津厚子
  立春や束子で磨く馬の脚 藤川喜子
  ものの芽や同じこと聞き叱らるる 吉原良子


『古志  青年部作品集 2015』を読む

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 昨日は久しぶりに所属結社の吟行に行ってました。句友が二人も他界されていることを知り、ショックを受けました(平均年齢70代ぐらいの世界です)今日は『古志  青年部作品集 2015』より引きます。

 揺られつつ金魚一匹買はれゆく イーブン美奈子
 雨だれの音に眠るや燕の子 高角みつこ
 烏の巣けふは烏がゐたりけり 西村麒麟

『俳句 2015年7月号』を読む

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 どうにか青息吐息で、締切に間に合っている今日この頃です。俳句だけは、一回も締切を逃したことがないのが自慢です。(あまり自慢にならないかもしれませんが)今日は、原点に戻って『俳句 2015年7月号』を読みました。テクニック的なことを学ぶのは、ある程度の経験を積んでからの方が、勉強になるかも。

  父の日の船影遠くとほくなる 友岡子郷
  田植機の一本の杉目指しけり 若井新一
  義仲寺に今とどきたる夏花かな 大峯あきら
  白薔薇や回転ドアに触れず出る 黒岩徳将

『樫90号』(2015年7月)を読む

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 今日は急に大雨が降ってきて困りました。折りたたみ傘をもっていたので、どうにか助かりました。じわじわと「晨」の締切の7月8日が迫ってきてます(汗)「俳句の鬼」というのは西東三鬼のことようですが、少しでもあやかりたいです。今日は、『樫90号』を読みました。

  ここに居らぬ人を数える竹の秋 徳弘喜子
  借りて読むギリシャ神話や青リンゴ 大谷章二
  口あけて笑ふ年寄り麦の秋 木下野生
  しあわせと気付くしあわせ豆の飯 早川洋江
  白玉と白玉ぬれて押し合えり 三木基史

曽根毅句集『花修』(深夜叢書社、2015年)

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 もう少しで七夕(新暦の)。駅前の七夕竹には、毎年、幼稚園児や小学生の願いの短冊が吊るされます。今年は、「お金がほしい」という短冊をみてショックを受けました(苦笑)今日は曽根毅句集『花修』を読了。曽根さんは、「第四回芝不器男俳句新人賞」を受賞されています。

  稲田から暮れて八月十五日
  いつまでも牛乳瓶や秋の風
  夜の秋人生ゲーム畳まれて
  敗戦日千年杉の夕焼けて
  初鏡一本の松深くあり

『里 2015年5月号』を読む

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 またもやジメジメした休日、結局、インドアでの執筆作業や原稿整理に追われるだけの休日になりそうです。嗚呼、二週間に一度ぐらいは近場でもよいから、吟行に行かねば、句がたまらない・・・。今日は、『里 2015年5月号』を読みました。

  まなうらに毒消売の少女かな 中山奈々
  麦秋や天体望遠鏡を買ふ 小鳥遊栄樹
  少年の肩越しに見る蜃気楼 倉田有希
  亀鳴きて妹に一筆啓上す 高橋達幸
  しゃぼん玉消えて地球はひとつきり 月野ぽぽな
  科学者の自伝短し樫の花 堀下翔
  自販機を叩いてゐる子鳥雲に 川田一路
  

藤井あかり句集『封緘』(文学の森、2015年)を読む

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 大雨の七夕になりました。新暦の七夕は梅雨明けしていないことが多く、天気が悪い。天候不順のせいか、頭痛がします・・・。今日は藤井あかり句集『封緘』を読了しました。

  柿落葉大切になる前に捨つ
  おぼえなき毛布の中に目覚めたる
  水滴のやうなイヤホン冬の暮
  呼鈴を深く押したる薔薇の雨
  花野ゆく呼ばれ続けてゐるごとく



俳誌『篠 2015年173号』を読む

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 こんばんは、今度は俳壇賞の30句と並行して山本健吉評論賞(四百字詰め原稿用紙25枚以上)に応募しようと思い、黙々と短夜を執筆しております。今日は、辻村さまから頂いた俳誌『篠 2015年173号』を読みました。
 
  生涯に夏期手当なぞ見たことなし 岡田史乃
  走る為生まれし栗鼠や青嵐 辻村麻乃
  ウィーンへ旅立つ人と蜆汁 関島敦司
  戒名をなぞりてしづか夏薊 西川仁

俳人協会香川支部の吟行句会に参加

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 どうにか「俳壇賞」の30句の折り返し地点、15句たまりました。今年は、数十句単位の賞への応募は3回目。
 角川俳句賞や俳壇賞の応募経験者と話す機会が、何度かありました。その方々は、「俳句は自得の文学」ということを言っていました。未発表句をためて、数十句単位の賞に応募することが、「俳句を自得する」ための早道であるそうです。(賞の結果よりも、自選して自分で句を推敲すること自体が勉強です。)
 今日は俳人協会香川支部の吟行句会がありました。名簿上の会員約100名のうち参加者は40名前後。日本一小さな香川県で俳人協会限定の行事があと何年継続できるのか、不安です・・・。新しい俳句の波は、結社や協会とは直接関係のないところで、すでに起りつつあるようです。

追伸、宣伝ですが、角川『俳句 8月号』に10句寄稿してます。
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