Quantcast
Channel: 俳句魂
Viewing all 767 articles
Browse latest View live

第三回、高松・木の芽句会案内

$
0
0
参加資格:年齢、句歴、所属問わず。毎回の参加は任意。(遠方からの参加は要事前連絡)投句なしで、見学のみもOKです。

開催日:十月十三日・月曜日(体育の日)

開催場所:高松市生涯学習センター(学びCAN)、小研修室。
(琴電・片原町駅から徒歩5分のところ。JR高松駅から歩いて琴電・高松築港駅へ、高松築港駅から琴平線か長尾線に乗って下さい。)

開催時間:十三時~十六時半。

投句数:兼題「体育の日」を含む、当季雑詠七句。不在投句でも全く問題はございません。(句会費は七〇〇円、切手で頂きます)

句会の仕方:正選(良いと思った句。7句を目安に)と問題句(表現上の問題があると思われる句、1~3句。要コメント)の合評を中心にします。なお本句会に添削指導者は居ません。


俳誌『里 2014年10月号』を読む

$
0
0
 また台風が近づきつつある休日です。このパターン、今年、何回目でしょうか(苦笑)さてブログの更新をして予定を考えよう。遠出は出来そうにないなあ。


 バーテンの背筋に秋の立ちにけり ひらのこぼ
 朝顔や生れ変りて贋文士 媚庵
 秋時雨特急のテーブルに伏す 佐藤文香
 星祭マリオネットの四肢だらり 水口佳子

俳誌『舞 53号』(平成26年10月号)を読む

$
0
0
 台風があっけなく過ぎ去り、また元の日常が戻ってきました。なんとなく、読むものがたまりつつあり、締切もまた近づいております。私の前には締切!後ろには駄句の山!(おそらく年間、多い時で150句近くは落選してます・・・)俳句の神の声:「後ろを振り向くな」ということでしょう。今日は購読のみしている「舞」を読みました。今月も名句揃いです。

  蛭泳ぐなり遠山の雲暗く 山西雅子
  柿の木のやうやう暮るる冷奴 中村草馬
  たまゆらの手花火うつす瞳かな 木暮真里子
  新涼や珊瑚色なる鳩の足 江澤健二
    



俳誌「ににん五六号」(二〇一四年秋号)を読む

$
0
0
月を見ずして秋が過ぎるかもしれません^^;なんかタイミング逃してる。私の部屋からは月は見えません。近くで観月句会があれば,行くかも。なんか変わった文芸イベント、香川でないかなー(ないなあー)
 「詩のボクシング」とかじゃなくて、講師と参加者が一緒に楽しめる「句会ライブ」型、いつか私自身がやってそうな気もしますが(笑)今日は俳誌「ににん五六号」より引きました。

  路地奥のピアノ教室天の川 川村研治
  雲の峰路地の向かうがトキワ荘 木佐梨乃
  ジーンズの二人が立つや芥子坊主 佐々木靖子
  自転車を夜へ走らす金木犀 服部さやか

守屋明俊『自選守屋明俊句集』(教育評論社、2014年)を読む

$
0
0
 またまた週末に台風が近づいてます。せっかく近場に吟行に行こうと思ってたのに・・・。私の場合、家と職場とその周辺でしかほとんど句を詠んでいません^^;たしか「定住漂泊」というのは金子兜太氏の言葉だったでしょうか・・・。うむむ、真の俳人とはほど遠い。今日は『自選守屋明俊句集』より引きました。

  犬小屋に乗り犬が見る秋の山
  円周率披露されたる初湯かな
  生け捕りの猪真つ直ぐにカメラ見し
  夕空へ大きな蜘蛛の上りけり
  目高の子身震ひをして生まれけり
  働いて灯ともし頃の蟻の穴

俳誌『鏡14号』(2014年10月)を読む

$
0
0
今年、何度目の「休日台風」でしょうか(ーー;;)10月13日(体育の日)には私が幹事をしている木の芽句会があります。うーん、開催どうしようかなー(でもすでに告知しているし)明日のニュースみて考えよう。今日は俳誌『鏡14号』を読了しました。

  真夜中の刃ものに至る雁のこゑ 八田木枯
  老人に老人の夢金魚玉 遠山陽子
  頬杖に重たきあたま小鳥来る 越智友亮
  大仏の頭の上の避雷針 寺澤一雄
  まだ若き松に添ひたる白芙蓉 谷雅子
  先生のおはさず萩の乱れかな 森宮保子


望月周句集『白月』(文学の森、2014年)

$
0
0
 台風が直撃。すでに警報が出ているため、本日の高松・木の芽句会は中止の旨を参加予定者に電話してます。ああー運が悪い。たまってる本を読むだけの休日か・・・(とほほ)今日は望月様の最新句集から引きました。

 短夜やここここここと貝の息
 火の中を火の粉のとほる寒さかな
 卒業子オーロラを見にゆくといふ
 海の家パリのニュースを流しをり
 地下鉄を出て明治座へ赤い羽根
 


利普苑るな句集『舵』(邑書林、2014年)を読む

$
0
0
 先週から急に気温が下がりました。皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。私は今月末締切の「飛梅賞」(未発表30句)の最終点検に入っております。これに応募したら、来月末の星野立子新人賞には、スッカラカン状態となります。50句もさすがに一ヶ月に貯まりませんから、こっちは今年は諦めるしかなさそう。今日は、「鷹」に所属されている利普苑るな様の句集から、引きました。


  黒髪の母より知らず沈丁花
  玄関のライダーブーツ明易し
  ユダの如く歩みて木の実時雨かな
  白鳥の翼を開く御陵かな
  三月や擦違ふ子のバニラの香
  春深しカルボナーラの黒胡椒

  
  

  

山田径子句集『無限階段』(牧羊社、平成4年)を読む

$
0
0
 さて明日は一ヶ月に一回か二回の「俳句ディー」。せいぜい私ような一般人の俳句活動って、毎日、10句詠んで一句残すことと、このブログで少しだけ読書メモをつけることだけです・・・。あとは結社誌、同人誌などへの投句。一年間に恐ろしい程の落選句がたまるのですよ(苦笑)

俳句と関係がある仕事が、身近にあれば、どんなに楽しいことでしょうか。原稿依頼に応えて句を詠むのが俳人活動といえなくはないけど・・・。今日は山田径子句集『無限階段』を読了しました。

  うつむけば頬に触れたる愛の羽根
  受難節鴎のこゑは風に散る
  スパゲッティくると巻き取り忘れ雪
  交りつつ鳥の落ちゆく安達太良嶺
  毬栗や大和三山相寄らず


山田径子句集『径』(ふらんす堂、2006年)を読む

$
0
0
 こんばんは、どうにか今月末締切の飛梅賞(30句)に応募できました。俳句とは直接関係ありませんが、いま無料のインターネット講座で「モチベーション」について学んでおります。これが俳句以外にも生かせるといいのですが・・・。(私の人生で十年以上継続できているものが、俳句しかありません^^;)今日も山田径子さまの句集から引きました。

  雪降るや直球をなほ投げ続け 
  春愁や絞り出したるマヨネーズ
  羽抜鶏に見つめられゐる握り飯
  天の川犬はひたすら仔を舐めて
  この子いつも写真の隅や草の花
  遠足のこゑを吸ひ込む藁屋かな

俳誌「里 2014年11月号」(邑書林)を読む

$
0
0
 弟が風邪を引き、移されました(苦笑)このパターンでわが家に風邪が広がってゆきます。そして一番、移り易いのはひ弱な私です(苦笑)ちょっと早めに外出先から帰って俳誌「里 2014年11月号」を読みました。本号は島田牙城さまの講演「芭蕉と現代俳句」が収録されています。

  虫籠の中まで晴れてきてゐたる 堀下翔
  耳掻は竹こそよけれ秋の暮 島田牙城
  子規の忌の剥き喰ふ魚肉ソーセージ 倉田有希
  秋扇向かう岸より呼ばれけり 小豆澤裕子
  キリストもマリアも小顔秋の風 月野ぽぽな

俳誌「舞54号」(平成26年11月号)を読む

$
0
0
 さすがに朝夕が寒くて更衣しました。とはいえ流行とは無縁のファッション、普通のワイシャツ、背広しかありません。そしてユニクロで大量に安く買った服とジーンズの数々・・・。家ではジャージですよ。家で高校の時の体操服とか着ている人が居れば、私と話が合いそうな気がします(笑)今日は昨日届いた「舞54号」から共感句を引きました。

  箱庭の地蔵に水を供へたり 川瀬朋子
  木の鉢のシーザーサラダ秋の海 逆瀬川釣児
  蜩や有線今日も尋ね人 森敬子
  鶺鴒やスタッカートの多き譜面 綾部宏子
  どんぐりの帽子をとりて今日は 榊原紘子

 森泉理文句集『春風』(邑書林、平成26年)を読む

$
0
0
 眼科に行った後、駅前を過ぎると早くも年賀状の季節であることに気がつきました。今年は何枚出そうか、今から着手しておくほうが目と時間にやさしい・・・。少しずつ印刷作戦。と思ったらプリンタのインクが切れていました(汗)今日は森泉さまの句集から引きました。

  滝しぶき谷の日差の七色に
  凍て道の先の明るくなつてをり
  剪定の梯子が道にはみ出せり
  浅間山吹雪いてをりぬ新学期
  本名は知らず付き合ふすみれ草
  春光の畑に回す洗濯機

洛南高等学校俳句創作部『立志』(平成26年度版)を読む

$
0
0
 毎週、副業の土曜日です。眼を使う仕事ではないだけ気が楽。明日は時間が有ったら句会に行けます(どうかな・・・)今日は珍しく高校生の句を読みました。

  去年今年コンロに青き灯の灯る 絵愛蘭
  マフラーの靡きて龍の如くなり 波留
  金木犀風にラジオの音の乗る 旭
  山火事のそばをゆきたるせせらぎよ 蒔萌
  火の番を名乗り駆け行く子供かな 桐灰

山田径子著『日時計』(蝸牛新社、2003年)を読む

$
0
0
 かなり先週から気温が低下しています。髪を切ったのに、職場の誰も気がつかれないって(苦笑)空気のような存在感・・・(俳壇でも)(苦笑)今日は「俳句・俳景シリーズ」から山田径子著『日時計』を読みました。

  浮寝鳥ゆふべの雲の真珠色
  天窓に小鳥の影やイースター
  ひらがなを拾ひ読む子や雪間草

大峯あきら句集『夏の峠』(花神社、平成9年)を読む

$
0
0
 家族のひとりが入院したため、手抜き家事の休日です(苦笑)どこまでも手抜きというが私流。主夫ではないので、冷凍食品や惣菜を大活用(笑)さあて星野立子新人賞の応募締切まであと十数日ですが、あとやっと6句・・・。今年も落選歴を積み重ねてますよ(苦笑)(すでに角川俳句賞に落選。村上鬼城賞、落選。)今日は大峯あきら先生の句集を読みました。

  竹植ゑて一蝶すぐに絡みけり
  花桃の中なる家を尋ねあて
  長命寺みちの青梅まだ採らず
  胡麻干して鯖街道の照るばかり
  わらんべの二人出てゐる初景色

『第5回田中裕明賞』(ふらんす堂、2014年)を読む

$
0
0
こんにちは、連休最後の日いかがお過ごしでしょうか。家族のひとりが退院し、荷物を取りに行っていました。どうにか星野立子新人賞の50句も揃い、このあと応募します。今日は田中裕明賞の作品集を読みました。

 挨拶もそこそこに蚊を打ちにけり 西村麒麟
 働き蟻足跡ひとつ残さざる 小川軽舟
 梅雨晴の好きなところに坐りけり 石田郷子

第三回、高松・木の芽句会案内

$
0
0
 台風で延期になった第三回、高松・木の芽句会を開催します。興味を持たれた方はぜひご参加を。

◯11月30日(日曜日)
◯午後13時から16時半
◯句会場:高松市生涯学習センター(まなびかん)
(琴電、片原町駅から徒歩5分)
◯句会費:700円
◯当季の四句を持参(句会で席題をします)句会後に時間が余ったら、勉強会。

◯正選と逆選(表現上に問題があると思われる句)を互選し、合評します。
※超結社の句会です。見学のみ可、近県からの参加も可。



酒井和子句集『花樹』(角川学芸出版,平成26年)を読む

$
0
0
 こんばんは、不在者投票を済ませて帰宅しました。年賀状を書きつつ、ブログを更新しています。今日は酒井和子さまの句集から引きました。

  ももすもも子にはじめての肩車
  紅梅や籬のうちに軍鶏を飼ひ
  色街と知らで過ぎたる梅雨の月
  キッチンの椅子より見ゆる巣箱かな
  蛇穴を出でて洗濯日和かな
  虚子のこゑ展宏のこゑ春の山

対中いずみ句集『冬菫』(ふらんす堂、2006年)を読む

$
0
0
 またどんどんと読むものがたまりつつある今日この頃です。今日は対中さまの句集を読了しました。共感句多かったです。

  冬銀河草のふれあふ音のして
  青葡萄繭のごとくに雲光り
  少しづつ離れて坐る草紅葉
  桜の実ひとつ拾ひて渚まで
  足音のやうに波くる芒種かな
  おほかたは詠み人しらず天の川
  露飛んでことば少なき宴かな
  水底に水輪ひろごる涅槃かな
  みづうみの水遡る桜かな
  新涼や猫の瞳のみどりいろ
  一斉に椅子引く音や秋燕
  さきほどの冬菫まで戻らむか

Viewing all 767 articles
Browse latest View live